トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第4回
花見台自動車工場見学
花見台自動車工場見学
トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第4回
花見台自動車工場見学
花見台自動車工場見学
セフテーローダが出来上がるまで。
月産80台。花見台自動車の作りだす車両は多様のひとこと! セフテーローダはもちろんセフテーローダトレーラにセフテーローダ・ダンプなど、小型から大型車両まであらゆるサイズのトラックが架装されていきます。ひとつの生産ラインにそれぞれ仕様の違う車両が同居しているさまは、なるほど「家づくり」に近いものと言えるでしょう。そしてその工程のほとんどが「手づくり」なのです。「いつかは花見台」という、業界でよく耳にする単語は「自分(自社)だけの1台」を手にする魅力と言えるのかも知れません。
写真・薄井一議
デザイン・大島宏之
編集・青木雄介
部品加工機で部品を一から作り上げます。旋盤機もあり精密な作業が要求されます。
この工場ではこれから製造する車体の部品の他にも、リペア用の部品も製造されています。
セフテーローダの荷台部分をサンダーで研磨しています。溶接から研磨まで一貫して手作業で行われているのが分かります。
こちらは素の鉄板を磨き上げる塗装前処理のための部屋です。ここはちょうどその第一段階。サンドブラスト室と呼ばれ、ショットブラストと呼ばれる手法で鉄粉をホースで吹き付けて鉄板を研磨します。ここでおおよその鉄板の地を出します。
さらに細かいところはすべて手作業で研磨します。これはセフテーローダ・ダンプの荷台部分を塗装前処理で研磨しています。
下地処理の終わった荷台は次の工程へ運ばれていきます。花見台の工場では至るところにクレーンがあり、作業の効率化を図っています。
こちらは塗装室内。
下回りの部材や部品などは水溶性の塗料につけて乾燥させます。
納車されたシャーシをセフテーローダ用に改造します。この写真はメインフレームを切断した後。モーターや周辺機器のコードも仮止めされています。
メインフレームに荷台になるサブフレームを組み付けます。荷台がスライドする様子がよく分かりますね!
工具箱など、注文内容にあわせて一台一台、組み付けていきます。
縞板や鳥居などが組みつけられて車体はほぼ完成。配線を組み付けて最終調整に入ります。
見よ。この雄姿! 納車前の大型セフテーローダはすごい存在感です。
こちらはトラクタとセットのセフテーローダトレーラ。作業を同時に進めて車両間の調整を行っていきます。
こちらは機密車(セフテーローダ・バンタイプ)と呼ばれる、珍しい特殊車両。発表前の新車種などを積載して運搬するのに使用します。一台一台、柔軟に対応できる花見台自動車ならではの一台と言えるかも知れませんね。
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